鉛直面の光の重要性は前にも述べました。壁面などの鉛直面は、人の視野に入る面積が大きいので、壁面を明るくすることは、空間の明るさ感を得る重要な手法になるのです。
我々の見ている物は光があたって初めて見えてきます。そこでどんなに美しい物が存在しようと、どんなに不思議な出来事がおころうと、光がない世界ではそれを見ることができません。それはないということと等しいのです。日常に普通に起こっている取るに足らないことでも、普段は光があたらないから取るに足らないと思い込んでいるだけかもしれません。インクの粒子がランダムなブラウン運動をしながら、全体として分布が広がってゆく結果を見ることに光をあててみたら、それが日常で起きている非日常であることに気が付くかもしれません。蚊取り線香の煙の行方に光をあててみたら、カオスという混沌の広がりに心が奪われるかもしれません。
シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人工知能が発達し、人間の知性を超えることによって、人間の生活に大きな変化が起こるという概念を指します。
レッジョ・エミリア教育とは、子どもたちそれぞれの意思や個性を尊重し、個々の感性を生かすことが最も重要であるという理念のもとに実践された
レッジョ・エミリア教育とは、イタリアのレッジョ・エミリア市の幼児教育の場において40年にわたり実践され、近年欧米の幼稚園を中心に世界中で注目されている教育アプローチのことです。
影というものには何故か心を奪われてしまいます。昔から影絵遊びという遊びが人々に喜ばれていたことを思えば、影というものは、昔から人の心を掴む不思議な力をもっているのでしょう。
上の写真は4カット1セットになっています。それぞれ4カットともまったく同一材料です。そして、あてている光もまったく同一の光です。にもかかわらず、こんなに様々に表情を変えます。
あかりからのまちずくり~その1~でお伝えした、気仙沼「夢あかり」景観整備にむけての照明実験に対しての、ぼんぼりの角館氏のこんごの展望を含めたコメントを掲載させていただきます。
朝の電車で、窓から見える美しい富士山に感動させられたのに、帰りの夜の電車では窓に映る自分の疲れた顔にギョッとしてしまった!なんて経験はありませんか?
A 光源から発する光が、下から上に向かってグラデーション的に減光しながら壁面をライトアップ していく状態を表現する。 B Aでいれた光が軒下などの水平面にあたる光の影響を表現する。この時、壁面の光は、上に上がって弱くなっているが、水平面で受ける軒先の光はその弱まった上部の壁面の光より強い輝度になる。
自分のイメージした光を実際に色鉛筆でパースなどに着彩してみましょう。そうすることで、自分が考えていた光のイメージが、案外余計な所にも光を飛ばしてしまっていたり、思っていた以上のアイデアをうみだしたりします。
同じ量の光を受けても、その物の色や材質の違いによる反射率の違いによって、その見え方は大きく違ってきます。反射率の高い白色のもの(この場合は乱反射)と、反射率が低い(もしくはゼロに近い)黒色のものとでは、形どころか、その存在の有無にかかわるほどの違いが出てしまいます。