サーカディアンリズムと光
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サーカディアンリズムと光

サーカディアンリズム(生体リズム)とは、体が「活動する時間」と「眠る時間」を決めるための自動制御装置のようなものです。人間の体はこの自動制御装置の働きによって、自動的に体温やホルモン分泌が調整されています。このサーカディアンリズム(生体リズム)を整えるには、光が重要な働きをします。明らかにされている光の役割を下記にあげてみます。
1.光は生体リズムを前進、後退させる効果がある。
2.起床後に浴びる光は生体リズムを進ませる。
3.就寝前に浴びる光は生体リズムを遅らせる。

生体リズムは、ほぼ25時間といわれています。従って、24時間とのズレを調整していかなければなりません。さらに、パソコン、スマフォ、コンビニ・・・・と深夜まで光を浴び続ける現代人は、3の就寝前に浴びる大量の光によって、生体リズムを遅らせていることになります。誰もが睡眠障害に陥っても不思議ではありません。そんな睡眠障害の一つの治療法として、朝、高照度の光を浴びるという方法が用いられています。日本の場合、睡眠障害などに陥ってから気が付く場合が多いかもしれませんが、北欧などの日照時間の少ない国では、日常から朝の光に対する意識が高く、朝食時にテーブルに置く、写真のようなスタンドも市販されているようです。
先日、スタジオLUME 梅田かおりさんのフィンランドの暮らし方についてのセミナーを聴いて、日本が学ぶべき点はいくつもあるなと感じました。日本は、光に恵まれているからこそ、その使い方や恩恵に無頓着であるというのがその一つです。子供のころから、光が体に及ぼす影響を学べる環境も必要なのでしょう。

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