あかりからのまちずくり~その3 豊かな光と省エネの両立~
その街の光を整えながら豊かな光を創ることで、光のエネルギー量を削減することは十分可能なことです。予算の出どころなどの越えなければならない壁は様々ありますが、大きな鍵を握るのは、地域住民の理解だと考えます。その土地に最も愛着のある住民の方々の、その土地への意識の高さが大きな力となることは間違いありません。
以前も紹介した、ぼんぼり光環境計画の角館まさひで氏の越中八尾福島地区の「灯り整備事業」の例をご紹介いたします。
~経緯は十数年前に、さかのぼる。北陸新幹線富山開通に伴う、越中八尾駅前道路基盤改修に向けて行った事業。民手動で、東京大学+東京都市大学と共同で照明実験を行い、照明環境整備を、街並みを生かす手法で展開するための試行錯誤の結果である。これにより、光のエネルギー量(光束)は≒1/13、実質商用電源利用料は≒1/31と飛躍的な省エネ、CO2削減となった。(角舘まさひで氏談)~そうです。
豊かな光と省エネの両立が可能であることを証明する、貴重な事例の一つだと思います。
整備前
整備後
写真提供:ぼんぼり光環境計画
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