2017年6月2日
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一般知識
モアレを利用する
モアレとは、フランス語が語源で「波紋上のキラキラした」という意味があるそうです。モアレ現象は、光の波長レベルの干渉ではなく、もう少し大きなレベルでの干渉です。二つの空間周波数のうなり現象と説明している文献もあります。
規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のズレにより発生する縞模様のことです。規則正しい模様を写真や画像にしたとき、さらには印刷したときにも現れることがあります。(ストッキングを2枚重ねてはいたりしても、でてきてしまいます。)
これらのモアレは、排除したいものとして現れることが少なくありません。しかし、照明では、このモアレ現象を是非うまく活用してみたいものです。
光を上から当てた場合、下から当てた場合と、内側に光を置いた時に現れるモアレとではこれだけの見え方の違いがあります。更には、光源の強さ、方向、色味、素材の違い、等々によって無限に表情を創ることができるはずです。
特にファサード照明などに力を発揮するでしょう。
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