仕上げの精度が試されるライトアップ
1905
post-template-default,single,single-post,postid-1905,single-format-standard,qode-social-login-1.1.2,qode-restaurant-1.1.1,stockholm-core-1.0.6,select-theme-ver-5.2.1,ajax_fade,page_not_loaded,wpb-js-composer js-comp-ver-5.7,vc_responsive

仕上げの精度が試されるライトアップ

埃の話をテレビで見ました。「先程掃除をした部屋でも、僅かな時間でこんなに埃が床におちている・・・」ということなのですが、その時に、きれいそうに見える床を海中電灯で床に沿って照らしていたのを見て、ライトアップを思いだしてしまったのです。

上からダウンライトで照射

床と平行に懐中電灯で照射

上からの光で照射されている時にはきれいに見えても、床面に沿って光を照射することで、細かい埃が沢山見えてきてしまいました。
これは建物のライトアップをする時の基本であります。
ライトアップしたい壁などの面を、あるひいた距離から照射すると、壁面での光のむらも少なくなり、均斉度の高い光の面ができます。しかし、ライトアップする面の真下から上に向かって照射すると、下から上への光の強弱が強くなり、壁面の凹凸が目立ちます。凹凸の影をおとしていくことになるので、埃も小さな凹凸としてはっきり表れてしまうわけです。

当然演出として、目的別に使い分けるのですが、その仕上げに難があったりする場合は、引いた距離からのライトアップが安心ですね。

距離をおいて壁に光を当てている

真下から柱を当てて、あえて光のグラデーションを強くしている

ブロック塀などは、正面からあてても素材感がありますが、より強調したい場合は面に沿って照射するとドラマチックになります。

同じ事を顔でかんがえてみれば自分演出の参考になるでしょう。

No Comments

Post a Comment

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください