どこが変化するでしょう???
ここ最近新しくなったビルは殆どといっていいほどガラス張りのビルです。未来的と言えば聞こえは良いけれど、空調負荷などを考慮して、これが日本の風土に適した建物とはどうしても思えません。が、その辺は専門家にお任せするとして、ライトアップという観点から感じる事をひとつふたつ・・・これだけガラス張りのビルが増えると、石張りなどの建物が外壁をライトアップしていたりすると、それだけでやたら重厚感があるように見えるのは気のせいでしょうか。ただ、外壁をライトアップするというのは、夜の為にわざわざ照明器具を付けて、夜だけ使用するということですから、ライトアップは演出という贅沢品だ、という見方もあります。その点、ガラスの建物は、わざわざ夜のために照明を用意しなくても、内部で日常的に使用している光が夜になると外部に出ていく、という演出の方法をとれるわけです。そういう意味では、必要な光によって夜の演出もできるという照明的には合理的な部分もあったりします。
写真のように、階段室やエレベーターホールなどの光をうまく統一していくことだけでも、大きな効果が期待できます。内部の照明を考えながら外部への影響をも計画していく、という事ですから、やはりプロの力を借りた方が良いとは思いますが。
ということで、最近はガラス張りが多いというテーマを念頭に、どこが変化するでしょう???
ポール灯までガラス張り(透過性)だったの!!!
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