点光源と平行光源による影の違い
影と一言で言っても、点光源によるものと平行光源によるものとに分けて考える必要があります。
点光源とは、一点からの光が四方八方に放射されていくような光源のことで、現実の人口照明の光源では点光源といっても、ある大きさをもつ点光源ということになります。平行光源とは、太陽光のように~無限に遠い位置~にある場合、我々のいる地上では平行光源とみなすことができる光源です。
図のように、スクリーン面と物体の中心点と光源を結んだ直線が直角の場合を例にとります。この時、平行光源では実物の形状と影の形状は合同ですが、点光源では合同ではなく相似形になります。
写真は、このような影の性質を利用して、壁から持ち出したデザイン遮光物にダウンライトの光を落として、床面の明るさを取りながら計算された影パターンを床面に出している事例です。
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