光で奥行きをだす
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光で奥行きをだす

2次元の紙面上で3次元の景色などを表現するときは、パースをかけたり、手前の物を奥の物より大きく描いたり、いろいろな手法を使います。同じように、光でも遠近感を強調することができます。特に夜間は奥が暗いと、自分が進む方向がどのようになっているのかが分からず不安なものです。奥をライトアップしてあげるだけでも安心感を与えるという意味では効果があります。そして、林立する樹木などを、丁寧にライトアップしてあげることができれば、光を受けている樹木が浮かび上がるので、近景から遠景に向かって徐々に樹木が小さくなっていく景色を見ながら、奥行き感を楽しむことができます。更に、遠景と近景でゾーンを分けて、光の色味を変えてみることで、舞台を見ているようなドラマチックな印象の奥行き感を感じる事ができます。これは、色味の違いによる膨張色と収縮色の効果という点もありますが、それ以上に、光の色味によるグルーピングでより明確なゾーニングを印象ずけることができるからです。
そんなテクニックを駆使しながら、様々な見せ場を作って毎年ライトアップを行っている名所をご紹介します。
ライティングデザインスタジオLUMEが行っている宮城県の天守閣自然公園ライトアップ。一度、足を運んでみれば、光の遠近法にご納得いただけると思います。(ご興味のある方はこちらを覗いてみて下さい。www.studiolume.com)

(写真提供:ライティングデザインスタジオLUME)

(ライティングデザインスタジオLUME)


手前から後方へ、ゆっくりと色の変化をつけていくことで動線効果となり、人の目を楽しませるとともに、人を導くよう考慮されている。

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