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主役の光を決める

光のデザイン計画には、これが一番の正解というものはないと思っています。正解に近いものがあるとするならば、それは、その空間にとって適した光をイメージし、イメージした光環境にいかに近ずけることができたかどうかではないかと思います。「その空間にとって適した光」は、「他の空間にとっては不適当な光」かもしれません。どの空間にも程々に良い光、というは、どの空間に対しても決して100点にはなり得ません。したがって、我々照明デザイナーは「その空間にとって適した光」をつくる努力をしなければいけません。
日常的に目にする風景の中の建物の外壁は、柔らかく均一に暖かい光で照らされていると、人々に安心感を与えるかもしれません。しかし、非日常を求めて人々が集まるテーマパークなどでは、穏やかな光は求められていないかもしれないのです。ある所では100点に近い光も別のある所では40点になってしまうこともあるということです。そして光のイメージの作り方で、空間の雰囲気は日常にも非日常にもつくり変えることができるということです。では、非日常の光とは、どんなものがあるでしょう。一番わかりやすいのは、自然界にない光環境です。低い位置から朝日が昇り、頭の上で白いぎらぎらした太陽の光が降り注ぎ、やがて西の低い位置に夕日が沈んでいきます。このサイクルの自然界の光環境では、足元の地面が発光するということはありません。従って光床のような光は人に非日常の感覚を呼び起こすのです。自然界にない光の状態をつくれば、非日常の光が作り出せるという定理はかなり頼りになります。さらに、視線を引き付ける、という意味では、見て欲しい部分を強調してみることもひとつの方法だと思います。照明計画は、建築のもつ魅力を最大限に引き出す黒子であるケースは非常に多いわけですが、時には、見て欲しい部分を語らずして伝えるサイン性の高い光が必要な場合もあります。伝えたい部分は何かを明確にして、光で伝えることもあるのです。

ライトアップにより、実際の樹木を見せるという方法もありますが、下記は、仙石原というすすきの名所を光で伝えったかったものです。

スカートのためのファッションショーといって、子どもがイメージしたのはこんな動画でした。

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