クリアとフロスト
光を正反射する素材と、乱反射する素材との違いは前にもお話しました。

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ここでは、その乱反射を部分的に利用した手法のお話をいたします。
クリアな素材(ガラスなど)は、光を外からあてても小口から入れても、クリアな部分では光の存在はあまり認識されません。ところが、小口から光を入れて、エッジの部分をフロスト状などの凹凸のある仕上げにすると、そのエッジ部分だけが明るくなります。それは、光が、ガラスの内部を何度も反射を繰り返して先端まで到達し、先端の凹凸部で乱反射をして放出されるからです。ガラスの通り道の面にきずを付けたりして凹凸部分を作ってもその部分が光って見えます。
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